自閉症とは、脳障害に基づく広汎性発達障害のひとつと位置づけられ、大きく3つの行動特徴を有しています。その原因は、脳機能の先天的な問題によるものと考えられています。一般的に、知的遅れを伴うことが多いのが特徴です。知的遅れを伴わない場合、高機能自閉症或いはアルペルガー症候群等の区分があります。
認知やその他幅広い発達の領域に遅れがあり、乳幼児から生涯にわたってその影響がみられる障害の総称。代表的なものが自閉症であり、その症状や状態により高機能自閉症、アスペルガー症候群、ADHD(注意欠陥・多動症)、LD(学習障害)等の範疇に区分されます。
対人相互交渉の問題であり、話し相手との視線が合わなかったり、表情に乏しくやりとりがうまくできません。
言語の発達の遅れがあったり、言語を発していても、オウム返しであったり、一方的であったりして、言語による意思伝達が難しいのです。
これら2つは所謂コミュニケーション能力に係わるものであり、自閉症児が人とうまく接していくことの難しさが、ここにあります。
こだわりや反復的常同行動がもうひとつの特徴です。こだわりは、ある特定のものや概念にこだわる行動です。反復的常同行動は、ある一定のパターン化された動作を繰り返し行う行動です。こだわりが強い場合は生活に大きく支障が出る場合があります。また、反復的常同行動は健常者にとって、見た目奇異な行動にうつるため、からかいやいじめの原因になることがあります。
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